賃貸物件の設備として、最近注目されているのがスマートロックです。
暗証番号やスマートフォンで解錠できるタイプはすでに珍しくありませんが、さらに進んだ機能として顔認証に対応したスマートロックも登場しています。
そのひとつが、EPICの顔認証スマートロック「FACEY」です。
FACEYは、顔認証だけでなく、暗証番号・指紋認証・アプリなど複数の解錠方法に対応しているスマートロックです。開き戸用の「FACEY 25D」と、引き戸用の「FACEY 25H」が販売されています。
この記事では、FACEYの特徴と、賃貸物件に導入する場合のメリット・注意点をオーナー目線で解説します。
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EPIC「FACEY」とは?
FACEYは、EPICが販売する顔認証対応のスマートロックです。
公式情報では、主な解錠方法として、
- 顔認証
- 暗証番号
- 指紋認証
- スマートフォンアプリ
- リモコン(別売)
に対応しています。
また、FeliCaやMifareにも対応しています。
スマートロックというと「スマホを取り出して操作する」というイメージを持つ人もいますが、FACEYなら顔や指紋で解錠できるため、鍵やスマートフォンを取り出さずに入室できるのが特徴です。
開き戸用と引き戸用がある
FACEYには、ドアの種類に合わせて2モデルがあります。
FACEY 25D
開き戸向けのモデルです。
公式オンラインストアでは、顔認証・暗証番号・指紋認証・スマートフォンに対応するモデルとして掲載されています。
FACEY 25H
こちらは引き戸向けです。
引き戸の玄関などにも顔認証スマートロックを導入できるため、物件のドア形状に合わせて選択できます。
FACEYの主な特徴
顔認証で解錠できる
最大の特徴は、やはり顔認証です。
顔を登録しておけば、鍵やカードを取り出さずに解錠できます。
荷物を持っているときや、子どもを抱えているときなど、両手がふさがっている場面でも使いやすい設備です。
指紋・暗証番号にも対応
顔認証だけに頼るのではなく、指紋認証や暗証番号も利用できます。
FACEY 25D・25Hの公式仕様では、ユーザーレベルの場合、顔は最大30人、指紋は最大100指まで登録できます。
複数人で利用する住宅や、小規模オフィスなどにも使いやすい仕様です。
スマートフォンアプリにも対応
EPICのアプリ「EPIC things」に対応しています。
EPICはアプリ・クラウド・APIによる遠隔操作やシステム連携にも対応しており、公式サイトではアプリやクラウドを無料で提供していると案内されています。
電池式で動作する
FACEY 25D・25Hは、単三電池8本で動作します。
また、非常用電源としてUSB-Cによる給電にも対応しています。
電池切れへの備えが用意されている点も、賃貸設備として考えるうえでは確認しておきたいポイントです。
賃貸オーナーが導入するメリット
ここからは、賃貸物件に導入する場合のメリットを見ていきます。
1. 鍵を持ち歩かなくても入室できる
顔認証や指紋認証を使えば、物理的な鍵を持ち歩かずに入室できます。
入居者にとっては、
「鍵を忘れた」
「バッグの中から鍵を探す」
といった手間を減らせる可能性があります。
日常的に使う玄関設備だからこそ、こうした小さな利便性は物件の印象にもつながります。
2. 物件の設備として差別化しやすい
賃貸物件を探していると、
- オートロック
- 宅配ボックス
- インターネット無料
- スマートホーム設備
など、設備面を比較する入居希望者もいます。
顔認証スマートロックはまだすべての賃貸物件に標準装備されている設備ではないため、物件の特徴として打ち出しやすい設備のひとつと考えられます。
特に、IoT設備や新しい設備を好む層をターゲットにした物件では、付加価値として見せやすいでしょう。
3. 合鍵管理の負担を減らしやすい
物理鍵の場合、入居者ごとに鍵を渡したり、紛失時に再発行したりする必要があります。
スマートロックでは、登録情報を使って利用者を管理できるため、物理的な鍵だけに依存しない運用ができます。
賃貸管理では入退去のたびに鍵の管理が発生するため、こうした仕組みは管理方法を見直すきっかけにもなります。
ただし、実際の運用方法は管理会社や製品仕様によって異なるため、導入前に確認しておきましょう。
4. 内見時の印象づくりにも使える
賃貸募集では、写真や間取りだけでなく、実際に内見したときの印象も重要です。
玄関で顔認証スマートロックを体験できると、
「設備が新しい」
「便利そう」
「他の物件と少し違う」
と感じてもらえる可能性があります。
特に設備面で競合との差をつけたい物件では、検討材料のひとつになるでしょう。
FACEYはいくら?
2026年9月時点のEPIC公式オンラインストアでは、
- FACEY 25D:79,800円(税込87,780円)
- FACEY 25H:83,800円(税込92,180円)
で掲載されています。
スマートロックとしては安価な製品ではありませんが、顔認証・指紋認証・暗証番号・アプリなど複数の機能をまとめて搭載しています。
ただし、物件への導入では本体価格だけでなく、設置工事費などが発生する場合があります。
購入前に、ドアへの設置可否と総額を確認しておきましょう。
※価格は記事執筆時点のものです。最新価格は公式サイトをご確認ください。
導入前に確認したいポイント
便利な設備ですが、賃貸物件に導入するなら注意点もあります。
ドアに設置できるか
FACEY 25Dの公式仕様では、対応ドア厚は30〜45mm、バックセットは41〜46mmとされています。25Hも同様の条件が案内されています。
物件によってドアの形状や寸法は異なるため、購入前の確認は必須です。
電池交換が必要
電池式なので、定期的に電池交換が必要になります。
賃貸物件の場合、
「入居者が交換するのか」
「管理会社が対応するのか」
など、運用ルールも決めておくと安心です。
故障時の対応を決めておく
玄関の鍵は生活に直結する設備です。
万が一正常に解錠できなくなった場合に、
- どこへ連絡するか
- 管理会社が対応するか
- オーナーが直接対応するか
などを決めておく必要があります。
便利な設備ほど、トラブル時の運用もセットで考えておきましょう。
どんな物件に向いている?
FACEYのような顔認証スマートロックは、すべての賃貸物件に必須というわけではありません。
特に相性がよさそうなのは、
- 新築・築浅物件
- IoT設備を特徴にしたい物件
- 単身者向け物件
- 設備で競合との差別化をしたい物件
- スマートホーム志向の入居者を意識した物件
などです。
EPICも、戸建て・アパート・マンション・オフィスなど幅広い利用先を案内しています。
反対に、家賃帯とのバランスや入居者層によっては、導入費用に対する効果が出にくいケースもあります。
「最新設備だから入れる」のではなく、その物件の入居者にとって価値があるかを考えるのがポイントです。
顔認証スマートロックは空室対策になる?
顔認証スマートロックを導入したからといって、必ず空室がなくなるわけではありません。
入居者が物件を選ぶときは、
- 家賃
- 立地
- 間取り
- 築年数
- 初期費用
など、さまざまな条件を比較します。
そのため、スマートロックは「これを入れれば入居が決まる設備」というより、
同じような条件の物件と比較されたときに、選ばれる理由をひとつ増やす設備
として考える方が現実的です。
まとめ
EPICの「FACEY」は、
- 顔認証
- 指紋認証
- 暗証番号
- スマートフォンアプリ
- FeliCa/Mifare
など、複数の解錠方法に対応したスマートロックです。
賃貸オーナーにとっては、
- 入居者の利便性向上
- IoT設備としての差別化
- 鍵管理の見直し
- 内見時の印象づくり
といったメリットが考えられます。
一方で、本体価格だけでなく設置可否や電池交換、故障時の対応なども確認しておく必要があります。
導入を検討するときは、
「この設備が自分の物件の入居者にとって価値になるか」
を基準に考えてみるとよいでしょう。
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